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2023 年度 実施状況報告書

中国の高等教育における対外開放政策に関する事例研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K11776
研究機関神戸大学

研究代表者

黒田 千晴  神戸大学, グローバル教育センター, 准教授 (30432511)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2025-03-31
キーワード中国 / 高等教育 / 国際化 / 対外開放
研究実績の概要

本研究は、第一段階として中国の高等教育における対外開放政策に関して、中国の文化・言語・教育など「知の対外発信」に関連する事項に焦点を当て、経済・文化・外交政策との関連を踏まえて多角的に検証し、政策の論理構造と形成過程を解明することを目的としている。第二段階として、中国の高等教育における対外開放政策が、実際の国際高等教育の場において、どのように解釈されどのような文脈でいかに実践されているのか、中国及び関係国の高等教育機関を対象とした探索的事例研究を通してその実態を明らかにすることを試みる。第三段階として、一連の調査研究を通して得られた研究成果を踏まえ、国際高等教育の領域における中国のプレゼンスの高まりが、関係国・地域の高等教育にどのようなインパクトを与えつつあるのか、これらの事象を解明することを目指すものである。
2023年度は、主として中国の国内外の政治状況、外交関係の変化が、国際高等教育の場でどのように解釈されており、中国国外の高等教育機関において、中国研究に従事する研究者の研究活動や、中国と諸外国との国際共同研究や教育にどのようなインパクトを与えているのかという点に焦点を当てて、タイ及び米国をフィールドに研究調査(オンライン調査を含む)を実施した。その研究成果の一部は、2023年11月に開催された13th Biennial Conference of the Comparative Education Society of Asiaにて海外共同研究者の協力を得て研究発表を行い、比較国際教育学分野の研究者からフィードバックを得た。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当該研究課題採択後、新型コロナウイルスの世界的な流行、さらに中国のビザ政策の変更等により、研究計画の大幅な変更と研究期間の延長を余儀なくされた。しかし、2023年度には、変更後の研究計画に則って研究調査を実施し、その結果を研究成果として公表するなど、遅れを取り戻しつつある。

今後の研究の推進方策

2024年度は、当該研究課題の最終年度にあたるため、昨年度予定していて実施できなかった海外研究調査を実施する。またこれまで実施してきた研究調査で得られたデータを検証し、研究発表及び学術論文として成果を発表することにも重点を置く予定である。

次年度使用額が生じた理由

2023年度に予定していた海外研究調査1件が校務スケジュールの都合で実施できず2024年度に延期した。2024年度は、当該研究課題の最終年度にあたるため、当該調査実施の経費に充当する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] University of Minnesota(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      University of Minnesota
  • [学会発表] Exploring the Development of Student Mobility and Educational Cooperation in Higher Education between China and Thailand2023

    • 著者名/発表者名
      Chiharu KURODA, Gerald FRY
    • 学会等名
      13th Biennial Conference of the Comparative Education Society of Asia
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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