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2023 年度 研究成果報告書

現代中国の「権威主義体制」と水環境汚染

研究課題

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研究課題/領域番号 18K11783
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分80010:地域研究関連
研究機関長崎県立大学

研究代表者

祁 建民  長崎県立大学, 国際社会学部, 教授 (70448819)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード水質汚染 / 環境被害 / 権威主義体制 / 環境協力 / 水利共同体
研究成果の概要

本研究は、農村における最も深刻な環境問題である水質汚染問題をケース・スタディとして、GDPによる地方官僚の昇進システム、汚染水を排出する郷鎮企業主と地方官僚との癒着、耐えられない農民の「環境抗議行動」などの様々な混乱が生じている社会環境メカニズムを政治体制から分析して、現代中国における環境問題を「権威主義体制」下の社会構造と環境ガバナンスから明らかにしてみる。研究成果として、論文26点(単著24点、共著2点)、著書5点(単著1点、共著4点)、国際シンポジウムで研究発表2回である。

自由記述の分野

水利環境と政治体制

研究成果の学術的意義や社会的意義

中国における水環境保護の政策決定と執行を研究する際に、権威主義体制の視点から分析することは、非常に有効であると認められる。政策執行のプロセスにおける「複雑」と「運動」の面から、権威主義体制の分断性、新しいアクターの登場の必要性及び権威主義体制の分散性の特徴を裏付けることができる。また、大衆運動式の政策執行の手法の粗野さは免れがたい。したがって、中国における水環境を根本的に改善するためには、政治体制面の改革が必要であると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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