研究課題/領域番号 |
18K11785
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研究機関 | 神田外語大学 |
研究代表者 |
高地 薫 神田外語大学, 外国語学部, 講師 (30345178)
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研究分担者 |
Horton William.B 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (00625262)
山本 まゆみ 宮城大学, 基盤教育群, 教授 (60709400)
北村 由美 京都大学, 附属図書館, 准教授 (70335214)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 冷戦 / 外交 / アメリカ合衆国 / 学術の政治利用 / インドネシア |
研究実績の概要 |
2019年度は、初年度に引き続き、主に国内あるいはインターネットにて入手可能な資料、入手済みの資料の分析を進めた。髙地(代表者)は、2020年2月末から3月末にジャカルタにて現地調査を進めることができた。一方で、計画に従い、プロジェクト一年半の中間成果をまとめた。 その中間成果は、11月23日・24日に静岡県立大学草薙キャンパスで開催された東南アジア学会第101回研究大会にて、“Hidden hands of the Great Powers in Indonesia: Critical examinations of US Academia in the Cold War”と題するパネルで発表した。代表者である高地薫が座長、北村由美(分担者)をモデレーターとし、KOCHI Kaoru, “Army - Academia relations in Indonesia: Soewarto and SESKOAD as a cradle for the New Order”; William Bradley Horton, “A cautionary tale of arrogance: The Harry Benda translation of Japanese Military Administration in Indonesia and the US”; YAMAMOTO Mayumi, “Academic money laundering during the Cold War: The case of the MIT Indonesia Project”と題する発表を行なった。発表後の質疑では、参加者から有益な助言や疑問が提起され、活発な議論が行なわれた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
分担者であるブラッドリー・ホートン、山本まゆみ、北村由美は2020年度冬から春にかけて調査のため渡米を予定していたが、家庭の事情、そして新型コロナウィルスの流行により、アメリカでの調査は不可能となった。そのため、調査のための旅費も2020年度に繰り越されることとなった。
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今後の研究の推進方策 |
当初の計画通り、本年を最終年度とし、研究成果をまとめる予定である。 しかし、新型コロナウィルスの流行により、2020年最終年度における現地調査の実施が危ぶまれ、また最終報告としての国際シンポジウムの開催も、従来の形式で行なうことはできないと予想される。そのため日本および調査地における新型コロナウィルスの終息過程および出入国管理の変化を慎重に見極めつつ、研究方針の変更を加える予定である。 現地調査の実施が不可能となった場合は、現地に協力者を探し、資料の入手を図ることを計画している。 最終報告を行なう国際シンポジウムについては、オンラインによる開催も視野に入れつつ、対策を代表者および分担者で計画・実施したい。
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次年度使用額が生じた理由 |
分担者であるブラッドリー・ホートン、山本まゆみ、北村由美は2019年度冬から春にかけて調査のため渡米を予定していたが、家庭の事情、そして新型コロナウィルスの流行により、アメリカでの調査は不可能となった。そのため、調査のための旅費も2020年度に繰り越されることとなった。
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