| 研究課題/領域番号 |
18K11791
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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| 研究機関 | 大東文化大学 (2020-2023)
明治学院大学 (2018-2019) |
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研究代表者 |
齋藤 百合子 大東文化大学, 国際関係学部, 特任教授 (10409815)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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| キーワード | 人身取引 / 社会開発 / 現代奴隷制 / 政策種 / 性搾取 / 労働搾取 / オンライン・トラフィッキング / 東南アジア |
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| 研究成果の概要 |
本研究の成果は以下の２点にまとめられる。第１に、人身取引の課題は、引き続き継続しているにも関わらず、搾取の形態が多様化しているために、人身取引問題とは認識されていないことが多々あることを明確にした。具体的には、通信技術の発達によるオンラインやSNSによる詐欺や性的画像流出などの犯罪が世界的に多発している。第２に、研究期間中の新型コロナウィルス感染拡大やミャンマーの軍事クーデターとその後の紛争により、人々の脆弱性と人間の安全保障との関連、そして人身取引の防止の重要性を明示できたことである。さらに子どもと大人の間にいる若年層の脆弱性も明らかになった。
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| 自由記述の分野 |
開発学
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、開発学研究の深化に寄与したことだ。開発学は、実践的な学問と言われており、人身取引という社会学、政治学、歴史学、社会福祉学など分野横断的で、かつ国際的な課題について歴史的に実践的に捉えた。
また本研究の社会的意義は、現代の多様化する人身取引の実態を見極める視点を提示できたことのほか、政策決定者だけでなく、民間団体や支援組織、そして搾取の被害を被った当事者らのエンパワーメントなど、マクロ、メゾ、ミクロレベルで、人々のウェルビーイングを向上させる方策の一つである社会開発を提示したことである。
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