研究課題
2024年9月16日よりコロンビア大学の客員研究員としてニューヨーク市に滞在している。この間、コロンビア大学で開催される複数の研究会や交流会に頻繁に参加して複数の研究者や大学院生と研究交流を深めている。また、ニューヨーク市立大学、ザ・ニュー・スクール大学で開催された研究会にも参加している。これらと並行して、バングラデシュ出身者(移民第一世代及び第二世代)を対象とした調査を行っている。2024年度の研究の推進方策で述べたように、「本研究は、国際共同研究加速基金 国際共同研究強化(B)(『ニューヨーク市の移民労働者:新型コロナウィルス感染の影響についての国際共同研究』研究代表者:鈴木弥生)と重複するところがある」。そのため、同研究課題・海外共同研究者のシャイード・アリ教授(ロングアイランド大学)、共同研究者の佐藤一彦との研究会、打ち合わせを複数回実施している。移民第二世代の先行研究を分析すると、移民第一世代が重視している母語や文化の継承、あるいは世代間の相違に焦点があてられてきた。こうした見解に対して、Ali(2023)は、「仲間の影響」が見落とされてきたと指摘している。そこで、「第二世代の意思決定」に関する調査項目を追記している。移民第一世代は、移住先でもベンガル語や伝統文化を伝えることに熱心である。また、相互扶助に基づくコミュニティを形成して情報交換を密にしている。こうした状況に対して、第二世代が学校生活を通して得られる友人は必ずしもバングラデシュ出身者に限定されているわけではない。彼女・彼らの「意思決定」をみても、学校生活やクラブ活動等を通して形成される仲間の影響を受けている。なお、当該調査に関しては、コロンビア大学南アジア研究所副所長のウィリアム・カリックやニューヨーク市立大学講師のトーマス・チュングの協力を得て実施している。なお、この調査は今年度も継続している。
すべて 2025 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件)
Bulletin of the College of Community and Human Services, Rikkyo (St. Paul's) University,
巻: 27 ページ: 69-87
立教大学コミュニティ福祉研究所紀要
巻: 27 ページ: 155-168