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ニューヨーク市は、多国籍企業や情報通信技術産業が集積するグローバル都市として変化を遂げてきた。それに伴い周辺部において労働需要が生み出され、移民が非正規労働者として働いている。従来の移民研究では労働者による送金やその影響が取り上げられてきたが、本研究は、移民の生活や労働実態そのものを明らかにしている点に社会的意義がある。 また、移民第二世代の先行研究では、母語や文化の継承、世代間の相違に焦点があてられてきた。そこでは「仲間の影響」が見落とされてきたという指摘(Ali,2023)がある。この分析視点に基づき、移民第二世代の生活実態や意思決定に及ぼす要因を分析している点にも学術的意義がみられる。
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