研究実績の概要 |
COVID-19のために、予定していたインド出張は実現できなかったが、収集資料を用いて、次の二つの報告を行った。Dalit Symposium(大東文化大学2021年12月4日)、「資本論研究と東アジア」ワークショップ開催(東アジア日本研究者協議会国際学術大会・韓国2021年11月27日)。後者については、Laziness, Sabotage, and Outlaws: Hisabetuburaku in Post-Subaltern Studies, FINDAS Proceeding papers, pp.11-14 (2022年4月刊行)として出版された。また、「狭山事件と狭山裁判闘争の60年」, 講座 近現代の部落問題 第三巻 現代の部落問題, 33-66, 2022年3月および「部落解放にかかわる5つの論点」, 福音と世界, 77巻3号の論考も発表した。これらを通して、ケガレ‐キヨメ体制の比較研究に向けて、日本における歴史的整理を果たすことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID-19のために、予定していたインド出張は実現できなかった。ただし、これまでの収集資料を用いて、ケガレ‐キヨメ体制の比較研究のために、近世・近代の旦那場制度にかかわる論考を完成させた(2022年度中に法政大学出版会から刊行予定)。加えて、Dalit Symposium(大東文化大学2021年12月4日)、「資本論研究と東アジア」ワークショップ開催(東アジア日本研究者協議会国際学術大会・韓国2021年11月27日)の二つの報告と、Laziness, Sabotage, and Outlaws: Hisabetuburaku in Post-Subaltern Studies, FINDAS Proceeding papers, pp.11-14 (2022年4月刊行)、「狭山事件と狭山裁判闘争の60年」, 講座 近現代の部落問題 第三巻 現代の部落問題, 33-66, 2022年3月および「部落解放にかかわる5つの論点」, 福音と世界, 77巻3号の3つの論考によって、科研による研究会の最終報告に向けた準備を整えることができた。
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