研究課題/領域番号 |
18K11820
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研究機関 | 福岡女子大学 |
研究代表者 |
吉田 信 福岡女子大学, 国際文理学部, 准教授 (60314457)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 移動 / 帝国 / 旅券 / パスポート / 蘭印 / 国籍 |
研究実績の概要 |
本研究は当初2020年度を最終年度とする3年間の研究として申請していたものである。2020年度当初の研究計画としては,英国のロンドンに所在のある国立公文書館および大英図書館,オランダ,ハーグの国立公文書館およびライデン大学図書館内に収められている王立言語地誌民族学研究所の所蔵資料調査,国内では外交史料館において資料収集を行う予定であった。各国の文書館におけるこれら一連の史資料収集に加え,これまで調査した一次史料とあわせた資料整理,さらには国内の研究会で研究成果を報告することを予定していたものである。 しかしながら,2020年の3月を過ぎる頃から日本国内でもコロナウィルスの感染が拡大し,その結果,2020年度を迎える頃には海外渡航のみならず国内での移動も大きく制約される状況が生じた。また,新たにオンライン講義の導入のため,その準備や機材調整に多くの時間を費やさざるを得ず,収集した史資料の整理に対する時間も確保することが難しい状況であった。 研究活動に対する以上の物理的・外的制約には大きな変化はなく,今日に至っている。そのため,当初予定していた研究活動を実施することができず,2021年度に研究を延長することを判断した。2021年度にワクチン接種が進み,史資料の収集先となる英国およびオランダへの渡航が可能となるようなら,改めて国外ならびに国内での資料収集を進め,研究実績をあげることを想定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
最終年度に研究の総括をおこなう予定であったが,資料収集,研究会報告,論考執筆などすべての点においてコロナウィルスの感染拡大による影響を受けた。
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今後の研究の推進方策 |
研究を2021年度に延長し,研究の総括となる活動を行うことを予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウィルスの感染拡大により当初予定していた国内外での資料収集を実施できなくなった。そのため2021年度に研究を延長しているが,現時点でワクチン接種が始まったこともあり,状況が改善する可能性がある。ワクチン接種が進み,国内および国外調査先であるオランダでの資料収集が再開できるようになれば,そのために予算を使う予定である。
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備考 |
所属先変更のためウェブページ移管予定
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