研究課題/領域番号 |
18K11820
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 南山大学 (2021-2022) 福岡女子大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
吉田 信 南山大学, 国際教養学部, 教授 (60314457)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 植民地 / 帝国 / 国籍 / 旅券 / パスポート / 移動 |
研究成果の概要 |
2020年度で最終年度を迎えた研究課題であったが,2020年初頭から世界的に拡大した新型コロナにより最終年度の研究を延長せざるを得なかった。しかしながら,2022年度に国外での研究活動が実施できたことにより,オランダ領東インドをはじめ,英領マラヤ,海峡植民地といった各植民地で発給された旅券について調査を進め,その成果の一部を論稿として整理し,研究書に掲載することができた。
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自由記述の分野 |
国際関係論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国境を超えて人が移動する際に不可欠なのが旅券である。国際社会がいつどのような過程を経て旅券を携帯した出入国管理を制度化していくのか。植民地で発給された旅券を手がかりにこの課題に取り組んだ研究が本研究である。研究遂行中に発生した世界的なコロナウィルス感染症の拡大は,図らずも国際的な人の移動がもたらす影響と管理の意義について示すこととなった。 本研究では植民地で発給された旅券を分析することで,移動の形態に応じて多様な旅券が存在したことを明らかにした。
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