研究課題/領域番号 |
18K11902
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分80030:ジェンダー関連
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研究機関 | 共立女子大学 |
研究代表者 |
杉村 使乃 共立女子大学, 文芸学部, 教授 (20329337)
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研究分担者 |
池川 玲子 日本女子大学, 家政学部, 研究員 (50751012)
平塚 博子 日本大学, 生産工学部, 准教授 (80407379)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | ジェンダー / 表象 / メディア / 制服 / キャリア / 日本史 / アメリカ / イギリス |
研究成果の概要 |
総力戦下の「制服美女」に着目し、メディア分析を通し、戦後への影響について考察した。第二次世界大戦期、戦後から1960-70年代までを視野に入れ、映画や雑誌など一般大衆メディアから軍服に類似する制服を身に着ける仕事に就いた女性たちの表象を抽出し、その傾向について分析し、日本、アメリカ、イギリスの国際比較を行った。「制服美女」の表象の連続性を鑑み、研究期間後半は女性警察官の表象分析に注力した。警察官という職業や制服着用という行為に、性差、あるいはエスニシティによる差異は見られるか、戦時下の「制服美女」に見られた「女性性」からの「逸脱」と「補完」が戦後も継続して見られるのか、比較検討を行なった。
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自由記述の分野 |
イギリス文学、イギリス文化
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、総力戦下、また戦後における伝統的に男性中心的であった軍隊や警察における、女性の労働力の動員のあり方と、そこで働く「制服美女」のメディア表象に着目してきた。戦時下の女性像に関する研究は近年、多くの研究成果が見られるが、各国のケースのみならず第二次世界大戦期、戦後から1960-70年代までを視野に入れ、映画や雑誌など一般大衆メディアから軍服に類似する制服を身に着ける仕事に就いた女性たちの表象を抽出し、戦時下の「制服美女」に見られた「女性性」からの「逸脱」と「補完」が戦後も継続して見られるのか、比較検討を行なった。研究成果は国内外の学会で発表した。
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