研究課題/領域番号 |
18K11903
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
眞城 百華 上智大学, 総合グローバル学部, 准教授 (30459309)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | アフリカ史 / 女性 / ジェンダー / 女性兵士 / エチオピア / 南アフリカ |
研究実績の概要 |
20年度は、最終年度となっていたが、コロナ禍の影響で8月に予定していた渡航ができず、研究課題の継続申請を行うこととなった。また20年11月にはエチオピアの調査地が戦争状態となり、インターネットの切断などでネットを介して遠隔で行っていた情報収集なども困難となるなど制約も生じた。 そのため本年度は、18年度以降行ってきた調査の成果の取りまとめを行うべく研究を進めた。20年5月のアフリカ学会での研究発表を行った。またエチオピアならびに南アフリカの女性兵士の経験を戦中から戦後にかけて比較検討する英語論文の執筆を行った。同論文の執筆にあたり20年3月にインタビュー調査を行った成果を精査し、関係する研究論文も渉猟し分析を進めた。同論文はアフリカの女性とジェンダーに関する英語の書籍に掲載予定であったがコロナ禍の影響もあり発行が遅延し、本論文は20年度内の出版が行われる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
18年、19年度の研究で渉猟した資料や文献に基づいて研究成果の公表は進んでいる。他方で、コロナ禍により渡航が難しくなったために、最終的な調査が実施できなかった。いずれ渡航が可能となった場合は、インタビュー調査の拡充や各国の資料館で更なる資料調査が必要となる。
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今後の研究の推進方策 |
渡航が難しい中でさらに研究を進めるために渉猟した資料の分析を進める必要がある。調査した内容を研究成果としてまとめるためにインタビューの精査や史料の翻訳などを進めたい。可能であれば22年3月ごろに渡航の可能性も検討したい。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍により海外渡航が困難となったため次年度使用額が発生した。21年度も渡航が困難なため、調査資料の翻訳などに研究を使用し、研究成果の取りまとめを行いたい。
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