研究課題/領域番号 |
18K11905
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
石見 和世 帝京大学, 医療技術学部, 講師 (90784843)
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研究分担者 |
住吉 智子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (50293238)
位田 忍 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), その他部局等, 臨床検査科・主任部長 (80177500)
永島 すえみ 沖縄県立看護大学, 保健看護学研究科, 特任教授 (70310729) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 性分化疾患 / 原発性無月経 / ジェンダーアイデンティティ / 性自認 / 病気説明 / 女性 |
研究実績の概要 |
これまで医療として十分なケアができていなかった性分化疾患(disorders of sex development:DSD)に伴う原発性無月経の女性を対象に、疾患を受け止め適応へと向かうプロセスについて質的帰納的に検証を行ってきた。2019~2020年度にかけてはその成果について学術集会にて発表を重ねていき、2020年度はcovid-19の影響もあり論文化していく作業に費やした。しかし、この研究成果をまとめる過程において、対象の心理・社会的な現状の検証と医療側の対応への課題が山積していることが明らかとなった。そのため、2020年度に計画していた情報提示方法の検討に着手する前に、研究目的の視点からも、この検証事項は時間をかけて丁寧に取り組む必要があり優先すべき事柄であると判断した。よって、研究計画を一部変更していくことにした。 まず、医療者側の患者への病気説明の現状を明らかにしていく必要があり、医師がどのタイミングで何を説明しているかを調査していく。次に、説明を受けた患者側からの視点による実態調査も必要と考えている。これらの現状を明らかにしたうえで、患者への情報提示方法について検討を進めていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
これまで研究計画通りに進めてきたが、その過程において2020年度に予定していた計画内容に着手する前に、対象や医療側の現状と課題をより詳細に丁寧に検証していく必要性が明らかとなったためである。そのため、計画の一部に修正が生じている。
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今後の研究の推進方策 |
現在までの研究成果を論文化することと、多施設共同研究にて対象や医療側の現状と課題をより詳細に丁寧に検証していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
英論文の翻訳校正費用に使用いたします。
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