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2022 年度 実施状況報告書

戦後沖縄における労働とジェンダーに関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K11912
研究機関沖縄大学

研究代表者

成定 洋子  沖縄大学, 経法商学部, 教授 (60637388)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード戦後沖縄 / 非正規 / 女性 / ジェンダー / 米軍基地 / 労働 / 仕事
研究実績の概要

戦後沖縄における労働とジェンダーをめぐる諸問題について考えていくために、2022年度は、戦後から現在的な沖縄におけるジェンダーに関わるある特定の仕事・労働・雇用のあり方とそれらの問題を明らかすべく、以下の二つの研究活動を中心に行った。

第一に、戦後沖縄におけるジェンダー問題解決において欠かすことのできない役割を担ってきた、米軍関係者との親密関係や子どもをめぐる「国際福祉相談」や「国際相談」を担ってきた国際福祉相談所(1958年に国際社会事業団沖縄代表部として設立、1998年閉鎖、沖縄県女性総合センターに移管)の元所長である平田正代氏の所有されていた一連の資料群や平田氏の著作物などを時系列的に整理・分析しつつ、①国際福祉相談所や「国際福祉相談」及び「国際相談」に関わる沖縄タイムスと琉球新報の記事とともに、②沖縄県公文書館の関連資料を収集・整理した。

第二に、戦後沖縄において、特に深刻な労働問題である女性の非正規労働者の問題について、雇い止めによる短期雇用を繰り返したり、身分制によるパワーハラスメントを経験したり、収入が極端に低かったりすることなどがなおざりにされてきたことを明らかにしながら、状況改善を目指していくために、沖縄県内の自治体や女性センターなどの関係者や当事者たちとともに、沖縄県内でジェンダーと仕事や労働について考える研究会を立ち上げた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究代表者の体調不良のため、海外出張等を実施することが困難となり、研究計画を変更せざるを得ず、2022年度で本研究課題を完了することができなかった。調査協力者らと分担する形で、2023年度の完了を目指したい。

今後の研究の推進方策

2023年度は、2022年度の資料収集したものを整理した資料集の発行を目指している。

次年度使用額が生じた理由

体調不良のため、海外出張等を実施することが困難となり、研究計画を変更せざるを得なかったため。

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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