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2020 年度 研究成果報告書

非線形ビーム集束の一般化による自在なビーム強度分布変換の実証

研究課題

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研究課題/領域番号 18K11934
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分80040:量子ビーム科学関連
研究機関国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構

研究代表者

百合 庸介  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 放射線高度利用施設部, 上席研究員(定常) (90414565)

研究分担者 柏木 啓次  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 放射線高度利用施設部, 主幹研究員(定常) (30391303)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードイオンビーム / 多重極電磁石 / 非線形集束 / ビーム強度分布 / 中空化 / 均一化 / サイクロトロン
研究成果の概要

本研究では、加速器で生成される荷電粒子ビームについて、従来法では成し得なかったビーム強度分布の多様な変換を実証することを目的として、非線形ビーム集束に関する研究を多面的に実施した。多重極電磁石の非線形力を受けたビームの運動を理論解析およびシミュレーションにより明らかにするととともに、8極電磁石等により適切にビームを集束することによって、横方向ビーム強度分布を様々な形状で中空化できることを実験により示した。

自由記述の分野

ビーム物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、多重極電磁石の非線形力に基づくビーム集束により、中空状等、多様な強度分布に変換できることを初めて実証するとともに、中空状ビームの利用例として、これまで有効な手法のなかった低速ミューオンの効率的な生成に利用できる可能性を示した。本成果は、非線形集束が従来手法では形成できない照射野を実現する新たなビーム形成手法としての有用性を示すものであり、ビーム物理学や加速器科学の学術的意義がある。

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公開日: 2022-01-27  

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