本研究は,治療が高度化し拡大する在宅医療の防災性向上を目指すものである.研究は,学祭分野における新たな課題を在宅医療の現場より集めて分析し,より現実的で実用可能な医療防災プロダクトのデザインを開発することを目的とする.この研究では,被災を経験した看護師等とのインタビュー調査に加え,ユーザビリティ調査等の分析を充実させて真の課題を明確化,在宅医療現場における日常の医療活動に支障を及ぼさないための条件を明らかにする.そして,防災プロダクトデザインを開発,これらの試験運用を経て防災プロダクトを開発,災害時でも在宅医療等の機能保持を加速させることに取り組む.
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