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2018 年度 実施状況報告書

デジタルゲーム研究の為の標準的コンテンツの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 18K11973
研究機関名古屋造形大学

研究代表者

Pelletier J  名古屋造形大学, 造形学部, 准教授 (50512638)

研究分担者 渡邊 敏之  名古屋造形大学, 造形学部, 教授 (20387864)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードデジタルゲーム / 標準コンテンツ / 実験方法
研究実績の概要

本研究の中心となる「標準コンテンツとしてのデジタルゲーム」の開発・制作を始めた。実験の道具として使えるデジタルゲームとして、一人称視点シューティングゲームを制作している。このゲームは今までの認知科学研究で使われてきたデジタルゲームに類似している内容にしている。このゲームを利用して過去の実験を再現して、新しい研究のツールとしての価値を測る予定。完全にオープンソースのツール(Godot Engineなど)を利用して開発を進めている。現時点で公開できる形になっていないが、2019年度中に公開すれば、研究者と開発者が自由に使えるものとして設計している。このデジタルゲームは企画と基本仕様を策定しているが、2018年度中に完成する予定の試作品は2019年度に完成できるように開発を進めている。
コンテンツの開発以外に本研究の趣旨を紹介する論文を執筆し、ゲーム研究の主要国際学会、DiGRAに応募したが、査読の結果、不採択になった。しかし、査読員のコメントは本研究の目標に賛成しながら、いくつかの問題点を指摘している。特に研究がまだ非常に早い段階で、報告できる具体的な成果物がまだないことが不採択の大きいな原因だった。本来の計画では、既存の「オープンソース・ゲームズ」に注目していなかったが、研究のツールとして独自の新しいコンテンツだけでなく、既存のゲームで内容としてもライセンスとしても適切なコンテンツを本研究により入れることに意義があると思っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

計画よりもゲームの開発が遅れている。当初では2018年度中、試作品が完成できる予定だったが、まだその地点に至っていない。原因は研究者と協力者が十分に時間を確保できなかったことが大きい。

今後の研究の推進方策

スケジュールが遅れているものの、計画では3年目に行う作業の量が少ない。そのため、2019年度にはより効率よく時間とリソースを活用し、遅れを極力取り戻して、2020年度には予定通りの完成を実現する。
研究成果は今年度中に新たな論文を執筆し、開発したソフトウェアを徐々に一般公開していく予定。

次年度使用額が生じた理由

本研究で開発しているソフトウェアの仕様確定と基礎開発が遅れたため、2018年度中に予定していた外部委託による人件費が不要となって、2019年度に代わりに使う予定。

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公開日: 2019-12-27  

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