研究実績の概要 |
2020年度は研究実施計画の通り、クラウドソーシングを用いた単語概念の調査を行った。具体的には、これまでに実施したクラウドソーシングによる調査(「料理名」と「食材名」の関係について調査)で得られた知見をもとに、「料理名」と「料理の写真」と「食材名」の連想的な関係をクラウドソーシングのタスクにより調査した。本調査で収集したデータを2021年度以降の研究でも活用する予定である。
また、2020年度の研究では、大学における教育IRの観点から、「大学の図書館所蔵情報」のデータベースを用いて、大学で学ぶ専門的な学問分野の時系列的な推移を分析する手法を検討した。具体的には、大学における所蔵書籍の多い分野となっている学問分野のうち、日本十進分類表(NDC)区分表の8つの分類 Information Science (007), Japanese History (210), Business Management (336), Social Welfare(369), Internal Medicine (493), Hygiene, Public Health, Preventive Physician (498), Poetry (911), Novel, Story (913)について、過去20年間の期間に、書籍のタイトルに含まれる特徴に大きな変化があったかどうかについて、文書自動分類の5つのアルゴリズムを用いて分析する手法を検討し、得られた知見を国際会議DSIR2020のポスター発表で報告した。
さらに2021年度以降の研究の準備として、「大学の研究者の研究費獲得状況」のデータベースと「大学の図書館所蔵情報」のデータベースの横断的分析を行う手法について検討し、得られた知見を、国内研究集会MJIR2020の口頭発表で報告した。
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