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2022 年度 実績報告書

仮想テクスチャを表すオノマトペの分析による日常言語の創造性の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K12009
研究機関東京農工大学

研究代表者

宇野 良子  東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40396833)

研究分担者 大海 悠太  東京工芸大学, 工学部, 准教授 (60571057)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードオノマトペ / 新造語 / コミュニケーション / 質感探索
研究実績の概要

本研究は、未経験の質感をもつ仮想テクスチャを言語で表現する実験を通じ、新しい言葉が創り出されるしくみについての理論を認知言語学の観点から構築することを目指す。言葉の中でも、特にオノマトペ(擬音語・擬態語)に着目し、慣習的なオノマトペ(「さらさら」等)に対し、発話の場で新しく創られるオノマトペである「臨時オノマトペ」(「しゃわわん」等)の実態について、計量的手法を取り入れることによって明らかにする。
本研究の中核となる視覚的に触感覚を表現するアプリケーションによって、タブレットで様々な仮想テクスチャを実験参加者に提示し、オノマトペで表現してもらう実験について、すでに成果は発表しているが、更にその結果に基づき、認知言語学の研究に対して持つ意義について理論的な検討を行い、複数の講演で発表した。
更に、前年度、本研究で構築した、質感探索に用いられるオノマトペを研究する手法を、仮想テクスチャの質感認知以外にも応用する可能性を探索した。その一つとして、食べ物のテクスチャの質感認知を表すオノマトペの研究を行ったが、それを今年度は、音象徴の研究としても展開し論文化した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] Exploring the Positional Effects in Sound Symbolism: The Case of Hardness Judgments by English and Japanese Speakers2022

    • 著者名/発表者名
      Kazuko Shinohara and Ryoko Uno
    • 雑誌名

      Languages

      巻: 7 ページ: 179

    • DOI

      10.3390/languages7030179

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 『わたし』が発した言葉は『わたし』の一部なのか?2023

    • 著者名/発表者名
      宇野良子
    • 学会等名
      基礎言語学研究会
    • 招待講演
  • [学会発表] 話し手と言葉の距離をオノマトペ表現の分析から探索する食品やテクスチャのリアリティに着目した実験から2022

    • 著者名/発表者名
      宇野良子
    • 学会等名
      日本認知言語学会
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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