研究実績の概要 |
最終年度は、これまで解析していたポリリン酸エステルPEP・Na投与後の大腿骨骨密度の変化に加え、卵巣摘出後PEP・Na投与群(P群)、卵巣摘出後PBS投与群(S群)、疑似手術群(C群)の3群のおける、腰椎におけるPEP・Na3回投与後の骨量の変化を調べた。その結果、P群はS群よりも海綿骨密度の低下が有意に小さく(P群:-0.9%, S群:-7.7%, p=0.048)、PEP・Naは腰椎の骨密度改善効果を有することが明らかとなった。 加えて、骨代謝マーカ―の経時的変化を調べるため、のICRマウスに対して手術前より4週おきに合計4回の採血を施行した。また、摘出標本のμCTによる微小骨梁の形態計測を外部委託して施行した。 これまで得られた結果を学会発表し、英語論文を執筆、投稿した。
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