輪帯照明とアイリスを用いて基板/サンプル界面からの正反射レイリー光成分をカットすることで、ブリルアン散乱光成分のS/Nを向上させることに成功した。またHeLa細胞の細胞核および細胞質でのプリルアン散乱スペクトルを測定した結果、ブリルアンシフト量および半値幅に有意な差があることを確認した。さらにドリフト校正用の新たな光学系を構築することで神経細胞のブリルアンイメージングを試みた結果、半値幅については明視野像との相関があり、正しく測定できていることを確認できたが、シフト量については、その変動が小さく、明視野像との相関は確認できなかった。
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