表面プラズモン共鳴イメージング(SPRI)センサと、インピーダンス(IMP)センサを組み合わせることで、従来法では不可能であった時間的、二次元空間的分解能を持った細胞間結合状態を解析する装置を開発した。また、IMPセンサ上に血管内の環境を模擬した、in vitro血管透過性評価法を開発した。それを利用して、慢性蕁麻疹の増悪因子を加えると、いくつかの組み合わせで血管内皮細胞上に組織因子(TF)が高発現し、血漿存在下で強い血管透過性亢進が起こることを示した。さらに、単球、血管内皮細胞と血漿成分の共存在下で、単球が発現するTFも血管透過性の亢進に寄与することを明らかにした。
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