研究課題/領域番号 |
18K12102
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
原 武史 岐阜大学, 工学部, 教授 (10283285)
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研究分担者 |
山田 哲 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 講師 (80419407)
片渕 哲朗 岐阜医療科学大学, 保健科学部, 教授 (00393231)
松迫 正樹 聖路加国際大学, 聖路加国際病院, 医長 (90209528)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | FDG-PET/CT / 異常検知 |
研究実績の概要 |
データ収集コストの低い正常症例を利用して,教師なし異常検知のアプローチで腫瘍の検出を行う.正常症例の3次元FDG-PET画像66症例を,3次元画像生成モデルである3D-Alpha-WGANに入力して,正常画像生成モデルを得る.このモデルに異常症例を入力し,正常例様に補正された再構成画像を出力する.入出力間の差が大きい領域は,正常症例にない特徴を持つため,その領域を腫瘍候補とする.各候補に対して,体積や周辺画素との差を基に偽陽性の可能性が高い候補を削除し,残った候補を最終出力とする.異常症例58症例における検出率は89.9%,1症例あたりの平均偽陽性数は37.9個となり,正常症例を学習させた3D-Alpha-WGANモデルは腫瘍検出に有用である可能性が示唆された.このように検出性能の物理評価は可能であったものの,コロナの影響により共同研究者との打ち合わせに遅れがあり,総合的な評価を令和4年度に実施することとした.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナの状況により,共同研究者との打ち合わせと精度の確認に遅れが目立った.
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今後の研究の推進方策 |
共同研究者との綿密な打ち合わせを実施し,また,遅れている症例の確認(異常部位,正常部位の判定)を進め,精度評価を適切に行う.
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナの影響によって,共同研究先の医師の活動が大きく制限され,研究打ち合わせ/学会発表/観察者実験が実施できなかった場合が多かったため.
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