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2021 年度 実績報告書

「NICUの看護ケア」×「ロボティクス」による機能的クベースの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K12146
研究機関立命館大学

研究代表者

岡田 志麻  立命館大学, 理工学部, 准教授 (40551560)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードビジュアルセンシング / 新生児 / 睡眠 / 画像処理
研究実績の概要

本研究では、1.看護師の目の代わりとなる動画によるモニタリング手法の開発、2.看護師の判断にかわる予測機能として上記センシングデータを用いた対象児の状態推定、3.看護師の手としてインフレータブル構造を応用した対象児にあわせて変形可能なクッションの開発を実施した。
1.看護師の目(モニタリング)については、動画計測および画像処理を用いたビジュアルセンシングによる対象児の状態把握、バイタル計測の可能性を探索した。この結果、対象児の体動の大きさや頻度、体の向き、頭部の動作、特徴的な動作の特定、呼吸運動を動画のみから抽出することができた。
2.看護師の判断については、上記計測した動画、画像処理により抽出した生体信号パラメータに機械学習を適用することで、睡眠―覚醒だけではなく、覚醒(77.28%)、REM睡眠(64%)、深睡眠(74%)を(カッコ内は感度、全体精度は55%)推定することができた。
3.看護師の手については、ソフトロボティクス技術のインフレータブルロボットを応用し、空気圧を用いて自在に高さを変形できるコット内に設置可能なマットを製作した。空気圧を用いて設定した周期で揺動することも可能である。なお、対象児の体型に合わせた変形をさせるために、伸縮性ひずみセンサを用いて高さを計測し、電空レギュレータと電磁弁を制御することによって調整する機構とした。空気圧制御により高さを2mmの精度で周期的に変化させることも可能となった。
以上のように、当初予定していた、3つの目的について達成することができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (3件) (うち国際学会 2件)

  • [学会発表] Classification of robot service during sit-to-stand through segments coordination2021

    • 著者名/発表者名
      Wang, T.; Okada, S.; Makikawa, M.
    • 学会等名
      LifeTech 2021 - 2021 IEEE 3rd Global Conference on Life Sciences and Techn
    • 国際学会
  • [学会発表] Noncontact measurement for the autonomic nervous system through RGB camera2021

    • 著者名/発表者名
      Tsuji, R.; Okada, S.; Wang, T.
    • 学会等名
      LifeTech 2021 - 2021 IEEE 3rd Global Conference on Life Sciences and Technologies
    • 国際学会
  • [学会発表] RGBカメラを用いた自律神経系の非接触計測2021

    • 著者名/発表者名
      涼平 辻; 志麻 岡田; 天一 王
    • 学会等名
      生体医工学会

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公開日: 2022-12-28  

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