本研究では、ロボティクス技術を用いて、NICUにおける早期出産児への看護、ケア技術を補助する新しい機能的クベースの開発を行った。まず、看護師の目をビジュアルセンシングとしてシステムに適用し、動画から対象児の体動を数値化する手法を確立した。次に、その情報を使って、看護師の判断の代替えとして、コンピュータアルゴリズムや機械学習を用いて睡眠深度や睡眠サイクルを推定する技術を開発した。最後に、看護師の手の機能としてソフトロボティクス技術を応用し、対象児の体型に調整可能なエアバック式のマットの開発を行った。これらの開発を通じて、NICUにおける看護ケア技術の一部を自動化するシステムの可能性を示せた。
|