報告者は、まず、フォーラム「カント力学および力学法則の射程と意義」を開催した。そこで報告者は、カント自身の哲学的テーゼから、完全非弾性衝突における二物体間の運動量保存則を導いている点を指摘した。さらに報告者は、国際ワークショップ「The variety and unity of modern Germany philosophy from Leibniz, Kant and Schelling With Professor Martin Schonfeld」を開催した。そこで報告者は、むしろカントの「引力」を「重力の位置エネルギー」として解釈できることを示した。
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