研究課題/領域番号 |
18K12216
|
研究機関 | 広島市立大学 |
研究代表者 |
斎藤 祥平 広島市立大学, 国際学部, 准教授 (10801714)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 亡命ロシア人 / 亡命者 / 難民 / 冷戦 / シンクタンク |
研究実績の概要 |
本年度は原稿の執筆を行い、日本語による論文を刊行した。
1940年代の戦争直前・戦中の亡命ロシア人の状況、および戦後の展開という前年度に進めた研究内容を踏まえ、亡命ロシア人が冷戦初期において西側のソ連研究の始動にどのように関わったのかについて考察した。政治的対立によって情報や人的交流が制限される中で、亡命者や戦争難民が貴重な情報源となったこと、戦前からの亡命ロシア人の活動が戦後の研究を支える基盤となっていた点などを明らかにした。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
情勢の急変により、予定していた海外出張の一部を見合わせたため。
|
今後の研究の推進方策 |
状況を注視しながらも、可能な限りにおいて海外出張(資料調査、研究打ち合わせ、研究発表)を積極的に進めていきたい。また、オンラインでの研究打ち合わせや国内出張による資料調査も並行して進める。
|
次年度使用額が生じた理由 |
国際情勢の変化により、予定していた出張を見合わせたため。次年度では、国内・海外ともに研究活動を推進していく。
|