2018年12月23日、24日に、東京大学東洋文化研究所にて、ワークショップ「和漢の故事人物と自然表象――十六、七世紀を中心に」を本科研主催で開催した。本ワークショップは、日本の社会構造的・環境的転換期にあたる十六、七世紀に焦点化し、人々が自身を取り巻く自然環境をどのように感じ、捉え、表象したのか、という問題を、文学、美術、芸能、歴史の専門家が18名登壇して議論した。 この成果に本科研への賛同を示してくれた海外の研究者を加え、総勢18名の論文集として、島尾新、亀田和子氏との共編という形で『和漢のコードと自然表象――十六、七世紀の日本を中心に』(勉誠出版、2020年3月)を公刊することができた。
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