研究課題
若手研究
本研究では相模川流域に伝わる仏像について調査と研究を実施した。16件の仏像を調査し、基礎データ(法量・形状・品質構造・保存状態・伝来等)と高精細の画像データを得ることができた。これらの研究成果は2020年秋に神奈川県立歴史博物館で開催された特別展「相模川流域のみほとけ」や研究成果報告書、論文等に盛り込んだ。
日本彫刻史
これまでほとんど注目されてこなかった相模川流域の仏像に注目した。特別展「相模川流域のみほとけ」を開催し、一般にも広く当該地域の彫刻についてアピールできた。当館がこれまで蓄積した彫刻調査ノートや画像を利用した。すでにある情報から調査対象の彫刻をリストアップすることで短い研究期間の時間短縮をはかるとともに情報が蓄積される地域の資料センターとしての博物館という調査手法を確立できた。