日本舞踊家初代花柳寿美や二代目花柳壽應など、生涯における舞踊活動を、研究者や門弟がまとめ、非売品の文献として発行しているが、初代吾妻徳穂の舞踊活動は未だなされていない。 初代徳穂は、国内外での舞踊活動が活発であったが、その中でも功績とも言えるアヅマ・カブキについて、公演内容についてはあまり知られていなかった。 本研究では、二度にわたるアヅマ・カブキについて、国外出張によるインタビュー調査から知見を深めることができ、特に第1回アヅマ・カブキの概要を紹介できる資料を作成することができた。ただし、これは初代徳穂の舞踊活動一部にすぎない。従って、今後も継続した調査が必要である。
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