研究課題/領域番号 |
18K12374
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02060:言語学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
クリストファー デイビス 琉球大学, 国際地域創造学部, 准教授 (80647339)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | Yaeyaman / verbs / honorifics / Korean / Japanese / semantics / pragmatics / fieldwork |
研究成果の概要 |
八重山語の各方言における動詞の活用とそれに伴う意味を中心的に研究を行いながら、動詞における敬語形式の比較研究を行い、八重山語と日本語と朝鮮語の比較研究を行った。八重山語の中では主に鳩間方言と小浜方言を対象にした現地調査を行い、その他に竹富方言や新城方言など八重山語を幅広く比較できるように調査を行った。 研究方法は主に「文法調査」と「自然談話調査」という二つの方法に分けて行った。前者は動詞の活用に焦点を当てて行い、後者は自然談話の中で動詞がどの形で現れるかを観察するために自然談話を録音して、書き起こしと分析を行った。後者の資料は今後アーカイブで公開する予定である。
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自由記述の分野 |
言語学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
消滅の危機に瀕した琉球諸語の一つである八重山語を対象にした研究として、今回のプロジェクトが主に動詞の活用系や敬語形式に焦点を与えて行ったが、今後の言語継承なども考慮し、自然談話も数多く収集し今後はアーカイブを通して公開する予定である。また、学術意義としては、敬語形式の使われる場面が八重山語の方言によって違いを発見することができ、また八重山語と日本語との違いを見つけることができた。この違いに基づいて論じた結果、さらに朝鮮語まで視野を広めて、動詞の敬語形式の意味論・語用論的な研究成果を国際学会などで発表し、敬語に関する研究を発展することができた。
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