2021年度は延長年度にあたり、「色葉字類抄」所収語彙の研究、三巻本『色葉字類抄』データベース構築を行った。また、関連の論文が刊行された。具体的には以下の通りである。 ・『本草和名』『和名類聚抄』『色葉字類抄』を例にしながら、古辞書の語彙の特殊性について執筆し、『古代の語彙:大陸人・貴族の時代』(第四章「古辞書の語彙」、朝倉書店、2021)として刊行された。 ・古辞書のデータベース化について、『和名類聚抄』を例に構造化を試みた共同研究が、「古辞書の構造化記述の試み―『和名類聚抄』を例に―」(『国立国語研究所論集』21、2021)として刊行された。
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