本研究では、外国語学習を通じて、社会に出てから必要な能力(主体性、協調性、独創性、読解力)などをどれだけ身につけることができるのかを考察した。具体的には、フランス語による映画製作プロジェクトチームを作り、脚本、撮影、編集から広報に至るまで、学生を中心としたチームが制作した。結果としてフィクションのシリーズものの作品を3本完成させ、スイス・ローザンヌ大学との共同による脚本も作成した。しかし、その後新型コロナウイルス感染拡大に伴い、計画を中断せざるを得なかった。全てを実行できなかったことは残念だが、学生のコミュニケーション力は飛躍的に向上し、大きな成果があったと言える。
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