研究課題/領域番号 |
18K12456
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研究機関 | 江戸川大学 |
研究代表者 |
水野 邦太郎 江戸川大学, メディアコミュニケーション学部, 教授 (40320840)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 言語への気づき |
研究実績の概要 |
本研究は,General Service List (West, 1953) の最頻出単語1000語の意味と使い方を研究した。研究方法として『GSL 基本英単語2000』(日向, 2016)の各単語につけられた例文コーパスを構築し,各単語の典型的パターンを考察した。また,各単語に付された解説を「二項対立」(Close, 1992)の観点から考察した。本研究を基に,GSL 基本英単語の使い方を意図的に学習するためのタスクの開発を,次年度に行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
『GSL 基本英単語 2000』の英語例文と日本語訳をセットにしたデータ・ベースを,エクセルで作成した。また,そのデータ・ベースをもとにコーパスを作成し,GSL 基本英単語に関して,どのような意味と使い方を意図的に学習する必要があるか,具体的に考察できる環境を構築した。 また,『GSL 基本英単語 2000』で,出題されている各クイズに付された解答・説明を再吟味した。そして,各例文に対して,日本語を母語とする学習者にとって意図的学習が必要なポイントを,Close (1992)を参考にした。
(1) 1つ VS 2つ以上,(2) 2つ VS 3つ以上,(3) 質量 VS 個体,(4) 特定 VS 不特定,(5) 部分 VS 全体,(6) 限定 VS 非限定,(7) 一般的 VS 特定的,(8) 近い VS 遠い,(9) 動的 VS 状態,(10) 完了 VS 未完了,(11) 度合い測定可能 VS 度合い測定不可能,(12) 事実 VS 非事実
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今後の研究の推進方策 |
『GSL 基本英単語2000』(日向, 2016)の例文コーパスを基に,GSL 基本英単語の使い方を意図的に学習するための具体的なタスクの開発を,次年度に行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
GSL 基本英単語の使い方の研究を行ったため,それを基に GSL を意図的に学習するためのタスクの開発を行う。
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