• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実施状況報告書

17~19世紀パリにおけるファッションを巡る産業の展開と奢侈

研究課題

研究課題/領域番号 18K12541
研究機関東洋大学

研究代表者

角田 奈歩  東洋大学, 経営学部, 准教授 (10623209)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードファッション / モード / 奢侈 / パリ / 18世紀 / 19世紀 / 都市史 / 商業史
研究実績の概要

当初の計画としては2020年度が最終年度であり,そこから2021年度に1年度延長していたが,いまだ新型コロナウィルス感染症流行が収束せず,移動や対面に大きな制約があったため,依然として研究計画はほぼまったく遂行できず,予算も執行できなかった。海外渡航や招聘が不可能のままだったため,2020年度に行うとして2021年度に持ち越していた海外資料調査やワークショップ開催もできず,従って,それらの成果と併せて行う予定だった2019年度に実施した研究の成果公開もできなかった。
さらに,当初招聘を予定していた研究者が急逝された件について,他の方の招聘を検討していたが,その方との対面打ち合わせもコロナ禍により実施できなかった。
そういうわけで,ほぼまったく計画通りに進んでいない。2021年度中に会議をオンラインに切り替える等も検討していたが,オミクロン株への置き換わりもあり特に海外での情勢が変化しつつあることを踏まえ,対面開催や海外渡航も可能になる可能性があることを考慮して,無理に2021年度中には予算執行せず,さらに1年度の延長を決めた。
なお,予算執行とは関わらない部分ではあるが,手持ちの史料やオンラインで閲覧可能な史料を用いて研究を進めたり,オンラインで他の研究者と話し合いをしたりは行っている。その成果を反映して,2022年度には当初の研究計画から内容を少し変更した上でワークショップや海外資料調査を実施することを予定している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウィルス感染症流行により,ほぼまったく当初の計画が実行できない状況にある。

今後の研究の推進方策

さらに1年間の期間延長が承認されたため,2022年度中に海外渡航の制限が緩和されれば,当初の計画に即して現地調査を行う。国内移動についてはやや状況が緩和されているため対面でのワークショップ実施を検討中だが,やはり困難があるようなら,これ以上の延長はできないため,招聘して行う予定だったワークショップはオンライン開催に変更して実施する。海外現地調査については代替手段がないが,2019年度以前に得られた成果から可能なものは公表を検討する。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウィルス感染症流行が収束しないため,海外渡航や招聘が実施できなかった。そもそも2021年度交付決定額は,本来は最終年度だった2020年度交付決定額からの全額繰り越しだったが,2021年度交付決定額全額が繰り越しとなった。基本的には2022年度には2020年度使用計画と同内容での使用を計画している。ただし,コロナ禍を巡る状況を鑑みて,場合によってはオンライン会議への切り替え,史料取り寄せ等を試み,そのための機材等の購入や取り寄せ費用に旅費を充当する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 実物資料と現存技術に基づく 17~19世紀西ヨーロッパのレース製造における「デザイン」を巡る試論2021

    • 著者名/発表者名
      角田奈歩
    • 学会等名
      第119回史学会大会 西洋史部会

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi