COVID-19感染拡大により研究期間を延長したことで、大きな成果が得られた。 まず、新たな調査対象として加えたリノベーション建築について、文献収集および事例収集を進めた。 特に、小学校や公民館などの建物を文化施設に転用した事例について調べたことで、本来の用途とは異なる利活用のために必要な設備や機能を明らかにすることができた。 また、各窯の保存状況を整理し、それぞれ評価ならびに問題点の抽出を行った。加えて、今後の保存方策について周辺の関連施設及び地域活動との一体的保存の可能性を探るために、ヒアリングを実施した。 調査結果については窯の管理者に提出するための報告書を作成中である。また、研究成果について、論文投稿を目指し現在執筆中である。
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