研究課題
2023年度は、前年度に準備した共著総説論文(Toru Teraoほか(2022)"AsiaPEX: Challenges and Prospects in Asian Precipitation Research." Bulletin of the American Meteorological Society 104(4) E884-E908.)1本と、観測に参加した共著論文(Fumie Murataほか(2024)"Validation of Spaceborne Precipitation Radar Data by Rain Gauges and Disdrometers over the Complex Topography of the Northeastern Indian Subcontinent. "Journal of the Meteorological Society of Japan. Ser. II 102(2) 309-329. )1本が出版された。前者はおもに、アジアモンスーン地域における地上気象観測を中心とした観測データの現状とそれを用いた研究成果のレビュー、今後必要とされるモデル研究等への貢献について担当した。後者はインド北東部州とバングラデシュ北東部における地上観測(おもに雨量計)データの取得を担当している。インド北東部州の雨量計データを用いて極端大雨事例を分析した主著は、投稿準備を進めており、概ねの議論を終え、執筆段階に入っている。
3: やや遅れている
2022年度および2023年度に産前産後および育児休業を取得し、研究のまとめの段階で育児による研究中断が続いたため。
最終年度として、論文投稿および国際学会発表等により、これまでの研究の総まとめを行う予定である。
2023年度前期は復職したものの、後期に産前産後休業および育児休業を予定しており、体調の心配もあったため、学会等の申込や研究打ち合わせ出張等が十分に計画できなかった。
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 2件、 査読あり 2件、 オープンアクセス 2件)
Journal of the Meteorological Society of Japan. Ser. II
巻: 102 ページ: 309~329
10.2151/jmsj.2024-014
Bulletin of the American Meteorological Society
巻: 104 ページ: E884~E908
10.1175/BAMS-D-20-0220.1