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2021 年度 研究成果報告書

都市空間の空虚化と居住環境における不平等の拡大に関する国際比較研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K12580
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分04020:人文地理学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

久保 倫子  筑波大学, 生命環境系, 助教 (00706947)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード格差拡大 / 都市分断 / 縮退都市 / 東京大都市圏 / シカゴ
研究成果の概要

本研究は,日本の都市で拡大する空間の空虚化にともなう居住環境の不平等という喫緊の課題を解決に導くため,理論面の整理,北米および日本の都市における実態調査と成果の比較を行った。
研究期間中には,フルブライト・ジャパンの研究者プログラムに採択され,イリノイ大学シカゴ校に1年間滞在する機会を得て,現地の権威らとの議論を深めたり,関係主体へのインタビュー調査を飛躍的に進めることができた。英文書籍2冊をはじめとする研究業績に加え,令和3年度文部科学大臣表彰若手科学者賞やInternational Geographical Union Early-Career Award 2022を受賞した。

自由記述の分野

都市地理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

東京大都市圏では,発展する都心と高齢化の進展にともなう空き家の増加や居住環境の悪化に直面する郊外との間で格差が拡大している。同様に,富裕層の居住地と化す都心と貧困の集積する郊外との分断は、北米都市の多くで報告されている実態である。本研究は、こうした大都市圏内の格差拡大に関して,各地の取り組みを調査し,日本に援用可能な仕組みを導くことを目的にフィールドワークと比較研究とを蓄積した。その成果は,学術論文,書籍,市民講座などを通じて幅広く公開した。また,これらの成果を評価して,令和3年度文部科学大臣表彰若手科学者賞,国際地理学連合(IGU)Early-Career Award 2022を授与された。

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公開日: 2023-01-30  

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