研究課題/領域番号 |
18K12718
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
手塚 沙織 南山大学, 外国語学部, 講師 (90780239)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 高度人材 / 高度外国人材 / 移民政策 / 外国人労働者 / アメリカ政治 |
研究実績の概要 |
本研究は、国家がどのような根拠と基準により、外国人労働者の受入れを決めるのかという外国人労働政策による国家の労働市場への介入の決定要因を実証的に分析することを目的とした。最適な事例として取り上げたのは、高度外国人材の最多受入国のアメリカのクリントン政権期の高度外国人材の受入れ拡大法案をめぐる政権内部のアクター間の調整プロセスである。本研究の3年目は最終年度であり、これまでに収集した資料の整理や分析を中心とした研究成果報告、そこから得られたフィードバックを参考に更なる分析と検証を主な活動とした。初年度の資料閲覧及び収集、その整理と初期段階的な分析から、二年度も(初年度とは異なる地域での)新たな資料閲覧及び収集の必要性が出たため、当初の予定より幅広い資料収集と体系的整理に時間がかかった。しかし、それらの資料を追加した上での系統的整理と予備的分析は有意義なものとなった。三年目の最終年度に、これらの研究成果を日本比較政治学会にて報告し(査読有り、ペーパー有り)、貴重なコメントを得た。コロナ禍もあり、最終年度は前述の国内学会報告に留まったが、延長した本年度には上記の報告で得たフィードバックをもとにペーパーを発展させ、ジャーナルでの掲載を目指してきた。だが、利害関係者間の調整プロセスに対する多面的かつ包括的な理解を可能とするかたちでの分析と考察に想定以上に時間がかかり、まだ完成には至っていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
延長した本年度には上記の報告で得たフィードバックをもとにペーパーを発展させ、ジャーナルでの掲載を目指してきたが、分析と考察に想定以上に時間がかかり、まだ完成には至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
ジャーナルでの掲載を目指すが、分析に想定以上に時間がかかっているため、比較政治ではなく、国際関係に関する研究会もしくは学会で改めて報告をし、フィードバックを得て、考察を深める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度の夏の国際学会は対面で実施されるため、国内外のコロナ状況次第だが、その学会に参加する。
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