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2023 年度 実績報告書

売手間競争下における最適オークション設計

研究課題

研究課題/領域番号 18K12738
研究機関小樽商科大学

研究代表者

白田 康洋  小樽商科大学, 商学部, 教授 (80635110)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードAuction Design / Competing Sellers / Revenue Cap
研究実績の概要

本年度は昨年度に着想を得た以下の通りの新たな派生的研究をさらにすすめた.
通常大きなプロジェクトの公共調達の入札であれば,各入札企業は勝利するために入札の前に費用削減や品質向上等の研究開発を行い,他社よりも競争力をつけなければならない.しかし,そのような大型な研究開発投資はジョイントベンチャー等,共同で研究開発することが主である.この事前段階の企業間協力は資本関係を通じて企業間の競争関係を緩めてしまう恐れがある.この競争関係緩和によるデメリットと共同研究によるメリットのトレードオフについてのモデル分析をさらに精緻化し,研究の分野内での位置づけ,関連研究との比較検討を行った.
そしてその結果をまとめ,論文の草稿を書いた.論文の草稿は産業組織論のアジア・オセアニア地域最大の学会であるAsia-Pacific Industrial Organisation Conference 2023にて報告し,いくつかの有益なコメントをもらえたのでそれをもとにさらに論文の改訂を行った.
また,本科研費の研究成果をもとにさらに売手間競争下における最適オークション設計の研究を進めるための新しいアイデアを共同研究者と話しあい,いくつかの有望な研究アイデアが得られたので事業が終わった後もさらに研究を進めていきたい.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Antitrust policy under R&D spillovers & moral hazard2023

    • 著者名/発表者名
      白田康洋
    • 学会等名
      Asia-Pacific Industrial Organisation Conference 2023
    • 国際学会

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公開日: 2024-12-25  

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