研究課題/領域番号 |
18K12788
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研究機関 | 独立行政法人経済産業研究所 |
研究代表者 |
荒田 禎之 独立行政法人経済産業研究所, 研究グループ, 研究員 (40756764)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 企業間ネットワーク / 景気変動 / グラニュラー仮説 |
研究実績の概要 |
当初の計画では、2020年度はこれまでの研究成果の発表を進めていく予定であった。しかし、コロナウィルスの影響によって、参加を予定していた学会がキャンセルもしくは延期となってしまったため、成果発表を進めることができなかった。 このため本研究の当初の計画を変更し、本研究の研究機関を1年延長することとした。そして、2020年度はこれまで行ってきたの研究論文("The Role of Granularity in the Variance and Tail Probability of Aggregate Output" RIETI DP,20-E-027)を、学術雑誌に投稿用に再修正することと、これまでの研究をもとに新たに実証研究("The size of micro-originated aggregate fluctuations: an analysis of firm-level input-output data", RIETI DP, forthcoming)に費やすこととした。実証研究の方は、分析手法の理論的な研究やデータの分析を2020年度中に終えることが出来たので、2021年度前半に最終的な論文の完成を予定している。 また、現状では2021年度は国内・海外の多くの学会が開催される方向である。そのため、2021年度は学会に参加し、上記の理論研究・実証研究ともに成果発表を進めることを計画している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度はこれまでの研究成果の発表を行う予定であったが、コロナウィルスの影響によって、参加を予定していた学会がキャンセルとなってしまったため、成果発表を進めることができなかった。その代わりに、2019年度に進めていた論文("The Role of Granularity in the Variance and Tail Probability of Aggregate Output" RIETI DP,20-E-027)の修正を進め、またこの論文を基にした実証研究をスタートさせ、2021年度前半に完成させるよう研究を進めた。 以上の点から、コロナウィルスによる計画の変更があったため、やや遅れているものと評価している。
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今後の研究の推進方策 |
コロナウィルスの影響によって2020年度は成果発表を行えなかったため、当初の計画より研究機関を1年延長させた。2021年度は学会もオンラインではあるが、現状は開催される予定なので、これまでの研究の成果発表を進める予定である。 また、2021年度前半にこれまでの研究をベースにした新たな実証研究を論文として完成させる予定であり、この論文を含め、これまでの研究論文を発表・学術雑誌に投稿を行っていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度は当初計画していた学会への参加及び海外の大学(スイス)での渡航が、コロナの影響により出来なかったため、剰余が生じている。そのため、本研究の研究期間を1年延長し、2021年度に当初計画していた学会への参加と海外の大学(スイス)を行う予定であり、それにかかわる費用を請求している。
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