本課題における介護レセプトデータに対応する高次元回帰分析手法の開発と実際のデータ解析から、どの介護サービスの組み合わせが効果的に健康状態を維持・改善するかを明らかにした。具体的には、多数のサービスの組合せを適切に次元圧縮する手法によって、ある程度利用されているサービス組合せは、16,000以上あるうちでも200種類ほどに過ぎず、これらに着目すれば現実的なケアプランの分析が可能であることが示唆された。さらに、介護保険における医療系サービス、特にリハビリテーションに健康改善効果があることが示唆された。
|