研究課題
若手研究
経済学の人的資本理論において、人的資本形成は認知能力と非認知能力の生産として考えられる。伝統的な財の生産と同様に、人的資本形成にも複数種類の投入物は利用されている。例えば、物的資源、先天的能力、親の投資等がある。本研究は、人的資本形成における使用される投入物は教育格差に与える影響について、実証研究及び理論研究を行う。具体的は、公的教育投資と親のしつけ行動の関係及び教育格差への影響を分析する。
教育経済学
学術的意義として、本研究は内生性問題を克服するため、操作変数を利用し、公的教育投資と親のしつけ行動との関係を明らかした。この結果は公的教育機関から家庭内教育活動への波及効果を示した。社会的意義として、本研究は公的教育投資の有効性をさらに強調した。