| 研究課題/領域番号 |
18K12816
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| 研究機関 | 上智大学 |
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研究代表者 |
南橋 尚明 上智大学, 経済学部, 教授 (60779982)
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| 研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | シンジケートローン / 情報の非対称性 / メインバンク |
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| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、日本のシンジケートローン市場において、１.銀行団の形成過程とメインバンクを中心とした銀行団の変遷を分析し、２.その変化が企業借入行動をどう変えるかを解明することを目的としています。銀行団の形成とメインバンクの関係を研究するには、トムソンロイターのデータと日経Needs Financial Questの財務諸表データを照らし合わせが必要で、データ編集作業を終え、現在主となる推計式をデザインし、引き続き推計を行いながら論文を改訂している状態です。データベースの有価証券報告書のデータとトムソンロイターのディールスキャンのデータを見比べ、シンジケートローンの具体的な組まれ方について、過去の銀行融資の状態と比較しながら精査し、データを作成し発見を記述しながら、論文を作成・改訂している状態です。
2021年は2020年に引き続き新型コロナウイルスの影響で、長期間、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発出され、対面でのRAとの共同作業が事実上できなくなり、他研究者とのコミュニケーションも少なくなりました。引き続き研究の進捗が遅れている状態です。
推計式を改訂しながら、最終的な論文の形になるように努めていきたいと思っています。また他研究者の意見を求めるときにもオンラインを積極的に活用することで対応するしかないと思っております。 発表などの場は大幅に減少しておりますが、オンラインで代替することで対応します。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2021年度は東京都では緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置が長期間続き、大学の研究室での作業ができなくなり、対面での研究活動や、学会などは大幅に制限されることとなった。そのため、RAとの共同作業や対面での研究活動などが難しくなった。
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| 今後の研究の推進方策 |
現在、データ収集とデータ編纂の大まかな部分ができているので、引き続き推計式を改訂しながらデータ分析を改善しようとしております。オンラインセミナーや学会にて意見をもらえるよう研究を推進させていきたいと思っております。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
学会等に行く旅費を申請していたが、国の規制や大学の方針により海外の学会などに行くことは2021年は全くかなわなかった。国内または海外の学会のオンライン参加により代替したい。
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