研究課題/領域番号 |
18K12826
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小田 愛 (久野) 京都大学, 経済学研究科, 講師 (00812687)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 資料収集 / 学会発表 / フィードバック |
研究実績の概要 |
5月にはハーバードビジネススクール(HBS)で開かれたワークショップにて研究成果の発表を行なった。五感マーケティングを歴史的コンテクストに位置付け分析する重要性や、米国での事例等について触れ、自身の研究をより広い枠組みから考察する機会となった。学際的ワークショップのため、様々なアカデミックバックグラウンドを持つ参加者より有益なコメントを得ることができた。 7月末から8月にかけて、主にボストンに滞在しマサチューセッツ工科大学(MIT)及びHBS図書館にて調査を行なった。MITではコンサルティング会社に関する史料調査、HBSではマーケティング資料など主にアーカイブにて資料収集を行なった。 8月29日から31日には、オランダ・ロッテルダムで開催されたEuropean Business History Associationの年次大会にて成果報告を行なった。本報告では、2019年11月に刊行された著書の一部について発表及び、今後の展望について意見交換を行うことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
これまで予定通り米国ボストンでの調査をほぼ終えることができた。学会での発表を行うなど成果報告についてもほぼ予定通りに進んでいる。しかしながら、3月に米国での調査及びビジネスヒストリーカンファレンス年次大会での発表を予定していたものの、コロナウィルスの影響で全日程をキャンセルせざるを得ず、本年度予定していた調査は全て終えることができなかった。米国での調査はほぼ終えているため、今後米国での学会発表などで渡米する際に調査を合わせて行う予定である。3月に調査に行けなかったため、それまで収集した資料の整理や分析を大学研究室にて行なった。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、ヨーロッパ、特にイギリスにてユニリーバなどの企業アーカイブを複数訪れ調査を行う予定である。また、引き続き学会発表を行い、成果報告を行う。また、雑誌論文の投稿を行うため、論文執筆を始める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナウィウルスの影響で、3月に予定していた米国での調査及び学会発表をキャンセルせざるを得なくなった。繰越分については、次年度の調査費に充てる予定である。
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