研究課題/領域番号 |
18K12833
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研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
野口 寛樹 福島大学, 経済経営学類, 准教授 (70735951)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 非営利組織 / 高齢者 / 組織ルーチン / 組織存続 / 仕事実践を組織化するためのデザイン原理 / 資源蓄積 |
研究実績の概要 |
令和2年度は,最終年度ということもあり,令和1年度で得られた知見の補完,補強を行うためのインタビュー調査、また本研究における仮説の検証を行うことを目的としたアンケート調査の実施が予定されていた。しかし,COVID-19の影響をうけ,本研究の調査対象たる高齢者への調査が難しくなり,また学内でも,COVID-19の対処にあたったため,計画された実施計画を遂行していない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
令和2年度は,令和1年度で得られた知見の補完,補強を行うためのインタビュー調査、また本研究における仮説の検証を行うことを目的としたアンケート調査の実施が予定されていた。 しかし,COVID-19の影響をうけ,本研究の調査対象たる高齢者への調査が難しくなり,また令和2年度当初から,そして年度末の今でも,COVID-19の収束はいまだ見えていない状況である。 また令和2年度は,学内でも,その運営にあたり要職につき,COVID-19の対応にもあたったため,研究時間を十分に確保できないことは容易に想像された。そのため,研究実施,運営上の観点から,補助事業期間の延長を判断したためである。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度は,COVID-19による影響から,研究を実施できておらず,また年度末の今でもCOVID-19の収束はいまだ見えていない状況である。そのため,アンケート調査の場合,返送率の問題から,また現地調査が当面実施できない状況を想定し,代替の研究計画案を考えざるを得ない。 具体的には,文献調査を中心とした理論研究,また,二次データ(対象となる組織のソーシャルメディア上の言説,またHPからの情報。加えて,独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の能力開発改善事例等,関連するだろう情報)を用いた分析を行うことにより,研究課題の遂行を目指したい。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19により,研究の遂行がそもそも不可能だと予測されたため,研究期間延長を申請したためである。 また,使用計画であるが,予定されていた調査,学会参加に関わる旅費等の支出が必要なくなる可能性が高いため,研究の実施方法に合わせて,文献購入費など,設備備品費への支出を厚くする予定である。
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