研究課題/領域番号 |
18K12865
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 同志社大学 (2022) 同志社女子大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
福本 俊樹 同志社大学, 商学部, 助教 (50736907)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 組織エスノグラフィー / 実践的有用性 / 組織社会化 / 組織開発 / 臨床的アプローチ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、組織エスノグラフィーが経営実践に対して持つ有用性を検討することにあった。 本研究の成果は、第1に、組織文化・経営理念の浸透に際して管理者が用いうる戦術(社会化戦術)を、組織エスノグラフィーをはじめとする質的調査に基づき開発する方途を示したことにある。第2に、研究者が実務家の問題解決を支援する介入的アプローチとして、組織エスノグラフィーに関わるさまざまな方法論を検討したことにある。第3に、大学発ベンチャーを企てる企業家の起業プロセスと、研究者によるその支援を、リアルタイムで捕捉したことにある。
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自由記述の分野 |
経営組織論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、経営組織への介入的アプローチとしての組織エスノグラフィー、および、それに関連する質的方法論が果たす実践的意義を検討し、経営組織論という学術領域の実践的有用性の向上に貢献したことにある。 同様に、本研究の社会的意義は、経営実践と研究実践との間の乖離が指摘される昨今(e.g. リガーVSレリヴァンス問題)、実践的有用性を志向する研究方法論を提唱することで、両者の間に横たわるギャップを橋渡しすることに貢献した点にある。
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