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2018 年度 実施状況報告書

社会イノベーションの持続性に影響を及ぼす組織内信頼に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K12870
研究機関関西学院大学

研究代表者

田原 慎介  関西学院大学, 人間福祉学部, 助教 (80779976)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード社会イノベーション / 持続性(定着) / 信頼
研究実績の概要

本研究の目的は、社会イノベーションを持続させるために組織内のメンバー間で必要となる信頼のタイプと、その信頼構築プロセスを明らかにすることである。平成30年度は、社会イノベーションプロセスおよび信頼に関する文献調査、調査対象へのインタビュー調査・参与観察を重点的に行った。文献調査は学内の文献データベースを活用して、海外の学術誌を中心に行い、最新の研究動向と本研究の立ち位置を明確にした。インタビュー調査は、今後実施するアンケート調査の設計も視野に入れ、多角的な視点から1つの組織に対して複数人に行った。参与観察はインタビュー調査と並行して行った。今後は、インタビュー調査と参与観察の対象を広げ、研究を深めていくことを考えている。
また、平成30年度は国際学会にて2回研究成果の報告を行った。1つはイノベーションを専門とする国際学会で、もう1つは信頼に関する学会である。共にそれぞれの専門家から研究の質を高めるための貴重なコメントをいただくことができたため、今後はこれらのコメントを参考にして学術論文としてまとめていく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

文献調査は、学内の文献データベースを活用して国内外の必要な論文を収集するとともに最新の書籍を入手して効率的に行うことができた。また、インタビュー調査および参与観察は、調査対象への研究協力や調査日程の調整がスムーズに進んだ。そのため、本研究は当初の研究計画どおりに進んでいる。

今後の研究の推進方策

今後は、アンケート調査の設計を行い、まずはパイロット調査を実施する。その後、アンケート内容を再検討して、本調査を実施する予定である。調査結果はSPSSを用いて定量的に分析していく。インタビュー調査と参与観察は、平成30年度には行うことができなかった対象者へ実施する予定である。
また、国際学会での研究報告を2回予定しているため、研究報告を通じて得られたコメントおよび、上記の分析結果を踏まえて学術論文を執筆していくことを考えている。

次年度使用額が生じた理由

国際学術誌"Journal of Trust Research"を発注したが、現物が年度内に手元に届かなかったため。この学術誌の購入に使用する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件) 図書 (1件)

  • [学会発表] Inter-organizational trust on networks and the sustaining of social innovation2019

    • 著者名/発表者名
      Shinsuke Tahara
    • 学会等名
      10th First International Network on Trust Workshop
    • 国際学会
  • [学会発表] The sustaining of social innovation and inter-organizational trust2018

    • 著者名/発表者名
      Shinsuke Tahara
    • 学会等名
      25th Innovation and Product Development Management Conference
    • 国際学会
  • [図書] ソーシャル・キャピタルと経営:企業と社会をつなぐネットワークの探究2018

    • 著者名/発表者名
      金光淳、鈴木竜太、小豆川裕子、秋山高志、井戸田博樹、西口敏宏、桜井政成、山田一隆、若林直樹、北見幸一、田原慎介、稲葉陽二
    • 総ページ数
      272
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • ISBN
      9784623077724

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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