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2018 年度 実施状況報告書

管理職のワーク・ライフ・バランスを規定する要因についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K12871
研究機関流通科学大学

研究代表者

岸野 早希  流通科学大学, 商学部, 講師 (00802406)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードワーク・ライフ・バランス / 管理職 / 働き方改革
研究実績の概要

本研究の目的は管理職層のワーク・ライフ・バランスの実現を規定する要因を理論的検討及びインタビュー・質問紙調査を通じて明らかにすることである。
初年度である平成30年度は管理職のワーク・ライフ・バランスの実現の重要性を示すための理論的基盤を確立するために文献研究に注力した。具体的にはワーク・ライフ・バランス論、リーダーシップ論の観点から文献研究を行い、職場においてワーク・ライフ・バランスを促進する管理職行動の先行要因として管理職のワーク・ライフ・バランスが関わること等が推察された。また、管理職のワーク・ライフ・バランスに着目する意義や、管理職だけでなく職場全体においてワーク・ライフ・バランスを実現するために有効となる管理職の姿勢や行動を問うインタビュー調査を2018年6月から8月にかけて複数回実施した。文献調査やインタビュー調査による研究成果は2018年7月に開催された国内学会と2019年3月に開催された国際学会にて申請者により報告された。これらの学会を通じて実務家および国内外の研究者と議論を交わすことができた。また、文献調査やインタビュー調査に基づき単著論文と共著論文の執筆を行い、国内雑誌へと投稿した。
今年度は、平成30年度の文献研究を継続し、より深化させていきたい。また、インタビュー項目の精緻化を行うと共に、調査対象となる管理職へのインタビューを実現するためにインタビューの依頼交渉を引き続き進めたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究計画において平成30年度は文献研究とインタビュー調査を実施する計画であったが、インタビュー対象者としている管理職へのインタビューを行うことができなかった。しかしながら、管理職へのインタビューの実施はできなかったものの、管理職のWLBの実現の重要性を示すためのインタビュー調査の実施をすることはできた。ただし、本来の計画に則ったインタビュー調査は実施できていないため「やや遅れている」と評価した。

今後の研究の推進方策

本年度は本格的にインタビュー調査を実施するために昨年度の文献研究に基づいたインタビュー項目の精緻化及び管理職を対象としたインタビューの実施に取り組みたいと考えている。

次年度使用額が生じた理由

当該年度に計画していた管理職層を対象としたインタビュー調査が行えなかったことが理由である。次年度はインタビュー調査を実施する計画である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 中小企業におけるワーク・ライフ・バランス推進に関する一考察2019

    • 著者名/発表者名
      岸野早希
    • 雑誌名

      流通科学大学論集:流通・経営編

      巻: 31 ページ: 43-53

    • オープンアクセス
  • [学会発表] A Study on Managers' Work Life Balance in Japanese Company2019

    • 著者名/発表者名
      Saki Kishino
    • 学会等名
      ICBEIT2019
    • 国際学会
  • [学会発表] 管理職のワーク・ライフ・バランス実現要因に関する研究2018

    • 著者名/発表者名
      岸野早希
    • 学会等名
      日本労務学会第48回全国大会

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公開日: 2019-12-27  

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