研究課題/領域番号 |
18K12884
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研究機関 | 流通科学大学 |
研究代表者 |
羽藤 雅彦 流通科学大学, 商学部, 准教授 (50756640)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | ブランド・コミュニティ / ブランド / 消費者行動 / セグメント / マーケティング |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、特定ブランドを好む人々の集団、ブランド・コミュニティに参加するメンバーの多様性を考慮し、彼/彼女らをいくつかのグループに分類することである。また、分類した後、各グループに対しいかなるマーケティング施策を行っていけばより効果的なブランド・コミュニティの管理ができるかを検討する。 平成30年度においては、主に先行研究のレビューおよび分類軸の検討を行った。その結果、ブランド研究やブランド・コミュニティ研究を網羅的に検討した論文を作成・刊行、関連学会での報告を行った。先行研究のレビューでは、ブランド・コミュニティでメンバーが構築・維持している関係性は2つ (メンバーとブランドとの関係性、メンバー同士の関係性) 存在することを指摘し、そのどちらもをメンバーが重要視していることを指摘した。そのなかで、メンバーがブランドやコミュニティとどの程度一体感を得られているかを示す「同一化」という概念に注目すべきであることを発見した。さらに、研究者自らが実際のコミュニティに入り込み、そこで収集したデータを内容分析にかけ、コミュニティで交わされる話題の検討なども行った。この結果、ブランド・コミュニティにおいてはメンバーがブランドとの一体感を得るよりも、コミュニティとの一体感を得るほうがより重要であることを導き出した。 また、ブランド・コミュニティ参加者を対象としてアンケート調査を実施し、先行研究でのレビューから導出された分類軸を参考に分析を行った。そこで検討した事項については次年度の学会報告・論文発表に向けて研究を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成30年度に実施したレビュー並びにアンケート調査の分析は順調に進んでおり、平成31年度の学会報告も決まっている等、おおむね順調に進んでいると判断する。
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今後の研究の推進方策 |
5月に行う学会報告で気がついた点を分析・解釈に反映させ、研究の質を高めていく。また、論文の執筆についても順調に進んでいるため、投稿に向けて準備したい。 一方で、メンバーの分類後のマーケティング施策の検討についてはまだ十分に検討できていないため、この点についても同時に進めていきたい。
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