研究実績の概要 |
本年度では、ライフヒストリー研究や質的研究の課題について整理を行うとともに、街商人だけではなく、小規模小売業が持つ特性について注目をし研究を行った。そこでは、経営者意識からまちづくりに関する意識まで幅広く特性について整理した。その中では、まちづくり活動への参加意識が経営者家族から影響を受けて発生するものと外部の影響を受けて醸成されるなどいくつかのパターンがある可能性を示唆した。インタビュー調査も行ったが、街商人以外の側面としての活動や意識についてより重点を置く形となった。 その結果として学会報告【渡邉孝一郎・松田温郎(2019)「地域商業者の経営意識に基く品揃え物の構想について」日本商業学会九州部会4月例会、福岡大学、4月27日】及び【“Retail skill” as a competitive advantage for small-sized retailers, Cho Myungrae, Watanabe Koichiro,3th International Conference on China-Japan-Korea FTA law Form(ICFF 2019) , in China, 2019年12月】を行った。また Proceedingではあるが【“Retail skill” as a competitive advantage for small-sized retailers, Cho Myungrae, Watanabe Koichiro ,3th International Conference on China-Japan-Korea FTA law Form(ICFF 2019) , 2019年12月】が公表されている。特に国際学会での発表では、日本の特殊性に注目する研究者からいくつかの貴重なアドバイスをもらうことができた。
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